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ヒノクニッキ

熊本生まれ熊本大好き普通の主婦。できることをしていきます。

熊本地震支援情報まとめ記事の考察。今後の情報発信対策として。

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4/14の熊本地震から3ヶ月以上たちました。この3ヶ月、できる範囲で熊本地震への支援情報を発信し続けてきて、私が今回情報発信をしてみて色々考えることがあったので、考察してみようと思います。

 

地震発生直後、4/16に更新したこちらの記事。 

今回、気づけば1件の記事が1日で7万PV、2日目には10万PVを超え、1週間で20万PV、Facebookでのシェアも3万件近くになっていました。記事を更新中も深夜も、常にリアルタイムで200人〜300人以上が記事を見ている、という事態でした。深夜も、、寝れる状況ですらなかったんだろうなと、、思いました。

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今、こういうまとまった情報が求められているんだ、と分かりました。
じゃあなぜ私がそれができたか、ということを項目ごとに書いていきます。

記事を書くまでに至った経緯 

4/14に地震が起き、私もパニックになりましたが、現地のみんなが必死に頑張っているときに、私がパニックになっていても仕方ない、何か私にできることはないか1日考えました。Facebookやtwitterを見ていると、お風呂に入れる場所を探している人たちがたくさんいました。現地では、携帯の充電もなかなかできないかもしれない、検索する余裕さえないかもしれないと思い、あいているお風呂情報を探してまとめることならできる!と思い、16日にお風呂情報のまとめを公開。

お風呂情報をまとめていると、その他にもたくさん求められている情報があることに気づいてきます。ご高齢の方、障害がある方、赤ちゃん連れのママ、ペット連れの方、メガネをなくした方など(自分がメガネ&コンタクトなので、失くしたら本当に困る、と思った)、掘り下げていくとどんどん細く求められているものがありました。たくさんの方がシェアやリツイートをしているのを見て、情報を求めている人、情報を届けたい人、がたくさんいることを実感します。そこで、発見した情報を項目ごとに分けて随時更新していくことにしました。約2週間、同じ記事の更新作業を続けました。

更新するうえで気をつけたこと

東日本大震災のとき、twitterやFacebookが連絡手段や、情報を知る手段として役に立ったと話題になりました。と同時に、デマ情報もすごかった。

その記憶があったので、絶対にデマは流さない、信頼できる情報のみを書いていこうと決めていました。

公式サイトや公式Facebook、twitterでの情報のみを引用

どうやって信頼できる情報を判断したか、ですが、私はまず熊本県、熊本の各市町村からのホームページの情報を拾いました。そして、民間の団体や会社が発信している支援情報に関しては、その団体の公式サイトや公式Facebook、twitterに告知してある情報を自分で確認し、見た人が自分で確認できるリンク先があるものだけを載せるようにしました。

ブログの冒頭に、デマ情報が流れやすい時代、、公式ホームページや公式Facebookでのお知らせをしているところのみを確認してピックアップした情報を書いていきます。」という一文を載せていました。

シェアやリツイートを見ていると、この部分をピックアップしてくださっている方が多かったので、正しい情報を届けたいという気持ちの方が多かったんだと思います。

熊本の地理がある程度分かっていたこと

私は熊本生まれ熊本育ちです。お風呂情報や、自治体の情報など、ある程度地理が分かっていないとまとめられなかったと思います。ただあいているお風呂を羅列しても住所がバラバラだと見づらいし、限られた携帯の充電、少しでも無駄を省くためには地区ごとにまとまっていたほうが見やすかっただろうと思います。でもこれは、全く土地勘がない人だと、地区ごとにまとめる作業だけでも大変だったと思いました。

最終的に項目はこれだけ増えました。

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熊本にいなかったこと

これも大きい。現地にいたらそれどころではなかったと思います。外にいたからこそ、より早くたくさんの情報に触れることができたし、信ぴょう性を客観的に判断することができたと感じています。

16日記事を更新してからの1週間のアクセスの、地域別のランキングです。
3位が熊本ですが、福岡、大阪、東京が多いです。おそらく、熊本に友人知人がいる人たちが、情報を伝えてあげたくて見ていたんだと思います。

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熊本人つながりでどんどん情報が入ってきたこと

熊本県人会のつながりで、Facebook上には次から次へいろいろな情報が流れてきました。熊本にいる人たちではなく、熊本にいない人たちからの情報です。みんなが自分のFacebook上の熊本にいる友達に情報を伝えようとしていたから。熊本以外にいる人たちの中で熊本地震への支援の情報がまわっている状況でした。もちろん、現地にいた人たちもFacebookに現場の状況を報告したり、これが足りない!と発信したりしていましたが、地震が起きて2.3日はまだそういった状況ではなかったような気がします。

コメント欄に現地の人からの口コミ

記事が拡散されたことで、熊本の被災地にいる方達からのリアルな情報も集まってきた。とくにあいているお風呂や、ここ今はやってなかった、などの現地にいないと分からないような情報はとても有難かったです。

この情報を熊本の人に届ける

Facebookを見ていて、熊本以外にいる人たちからの様々なこの情報、熊本にいる人たちに届けなくてはいけない、と思いました。なので、情報のまとめブログを書こう、というところに至りました。

検索したりまとめたりするのが苦ではなかったこと

もともと仕事でもソーシャルメディアに関わっていたこともあり、パソコンで検索したりまとめたりすることが全く苦ではなかったこともあると思います。情報が膨大になってくるとさすがに私のMacAirの小さい画面では表示される範囲も狭いのでちょっと大変ではありましたが。。

リアルタイムで更新する時間があったこと

私が専業主婦だったので、時間があったことも大きいです。朝から晩まで、新しい情報が更新されたら追加する、という作業をひたすらしていました。とくにお風呂や病院の情報などは、少しでも新しい情報が良いと思ってやっていましたが、これは私が仕事をしていたらできなかっただろうと思います。アクセスが伸び、情報を求めている人がたくさんいると分かってからは、私も使命感みたいなものが湧いてきて、間違った情報を流してはいけない、とより注意して作業をしていました。

注意したほうが良いかなと思ったこと

今回の熊本地震では芸能人の方もtwitterでテレビの情報流してくれたり、ブログにまとめてくれたりして、それがたくさん拡散していました。その中に、長文の支援情報のまとめが、コピペで拡散希望!と流れてきていました。FacebookにもLINEのタイムラインにも流れていました。

が、よくよく見ると、おそらくコピペなのでどこかで一部抜けたり消えたりして、見出しに対しての詳細のリンクや電話番号がなかったりしていました。拡散する側もちゃんと中身を見ていないだろうし仕方ないけれど、そういうことにならないためにはやっぱり元ネタのリンク先を貼っておくのが1番いいかなと。

そして役目終了

1週間後にはアクセスも落ち着き、熊本の公式のサイトや、団体のサイトなどできちんとまとめられたものができてきました。この記事の役目は終わりました。
が、次は罹災証明書の記事が拡散していき、求められている情報は1日ごとに変わっていくことが分かりました。

テレビ局に伝えたいこと

こういうとき、テレビはどこの局も同じ情報を流します。でも、思うのですが、熊本の現地にいる人たちはテレビ見れる状況じゃないですよね。でも現地に行って取材しているテレビ局がいちばん情報を握ってる。次から次へ新しい情報がテレビ流れてくるけど、熊本の人たち見れないやん><ってテレビ見ながらずーーっと思っていました。

その情報をテレビで流すだけではなくて、ネット上にまとめることも、かなり重要。NHKのライフライン情報、こんなに細かい情報はさすがテレビ局と思いました。どこの局も現地取材に総動員で行くのではなく、現地取材要員を1人でもネット更新担当にまわして、取材して集めた情報を、ネット上にまとめていったらいいと思いました!今回各携帯キャリアがいちはやくWi-Fi環境を整えていたし、テレビ見れなくてもインターネットはできる。

個人で知れる情報には限界があるし、テレビの取材力すごいもん。あいてるスーパーやコンビニの情報なんかは現地にいないと把握できないことだし。

ほんとにこれは。東日本大震災も熊本地震もでしたが、結局マスコミが撮影NGのところを勝手に撮影したり、何度も同じことを聞いたり、何のための取材なのか分からない取材をして問題になる。それよりも、集めた情報をネット上にまとめる作業に徹底したほうが、よっぽどいいんじゃないかと!思いました!

まとめ

・地震が起こるとすぐに色んな情報が拡散するが、それらがまとまっている場所が求められている

・自治体だけでなく、民間企業や様々な団体がそれぞれ支援策を発表するが、それらをまとめる作業が必要

・情報のまとめは、自治体や様々な団体での対応よりも、現地にいない個人がやる方が、素早い対応ができる

・拡散する前には、何が正しい情報か、ネタ元は信頼性があるのかを見極める必要がある

・日が経つにつれて求められているものが変わってくる

 

ソーシャルメディアやまとめサイトやキュレーションサイトが乱立する時代、東日本大震災、熊本地震を経験して、こういう大きな災害が起こった時に、誰が何をどう発信していくか、みたいなものを今後考えておく必要があるのかなと感じました。

私が今回個人のブログでまとめ記事を書きましたが、個人のブログなんかよりも、大きなサイトの記事のほうが見る側にとっても信頼性があるだろうと思うんです。

なのに個人の1つのブログ記事が、16日にこんなに拡散されたということは、そういうまとめサイトが地震から2日経った時点ではまだなかった、ということなんですよね。

地元の友達と連絡をとっていても、みんなパニックになっていて、こんな状況だと自分であれこれ検索する余裕も時間も携帯の充電もないだろうなこれは、と思ってこのブログを書きました。現地にたくさん友達がいて、地震直後に連絡が取れたから、そういう状況を想像することができた。

地震後の情報発信対策として、考えるきっかけになればと思い、この考察を書きました。